【書評】あいては人かワニかもしれません【人間関係】
「なぜこんなことになっているのか。」
「どういう理由があってあんなことを喋っているのか。」
そんな不可解な経験はありませんか。
「何が言いたいのかわからん!」
と、人間関係に苦労している方もいるのではないでしょうか。
今回は『あいては人かワニかもしれません』になります。
私の独断と偏見で感想をお伝えしていきます。
オススメ度:★★★★☆
内容量は350ページほど。読書初心者は少しずつ読み進めましょう。
脳の構造からどう振る舞えばいいのかを説明しています。
タイトルの通り、ワニと話している可能性もあるのです。
もちろん自分がワニになっている可能性もあります。
感想
まずは結論から。
結論:相手の立場に立つ

つまり相手を理解することが大事だという事です。
それができれば苦労はしない

とはいえ理解するのはめんどくさいし、イライラすることもあります。
誰だってそう、わたしだってそうです。
そんなことができれば人間関係に苦労なんかしてない!って話ですよね。
実は人間関係が上手くいっている人は「相手を理解しよう」と努めていたんです。
自分をコントロールする

人間の脳は、
- ワニ脳=脳幹(本能)
- サル脳=辺縁系(感情)
- ヒト脳=新皮質と前頭前皮質(論理)
と3つに分類でき、どこかしらを使って話をしています。
進化の過程で備わっているものなので、どの脳も大事です。
強さの違い
この3つの脳はワニ>サル>ヒトの順で強くなっています。
たとえば原始時代に食料を求めて彷徨っていると、バナナの木を見つけたとします。
今後の活動の為にもバナナは確保しておきたいところ(ヒト脳)。
それに熟成していておいしそう(サル脳)。
ですが、そのバナナの木の下にライオンやサーベルタイガーがいたとしたら…。
危険を察知して逃げることを選択するでしょう(ワニ脳)。
それまで考えていたことや、思っていたことよりも、身の安全を最優先するようにできています。
そういう遺伝子が先祖代々ここまで生き残ってきたのがわたしたちです。運がいいですね。
これが現代の人間の脳に残されている脳の機能です。
ワニ脳やサル脳に支配されないために
相手の立場に立つには自分が満たされていることが必要です。
余裕がないと自分の立場から物事を考えてしまいがちに。
つまりワニ脳やサル脳で話をしてしまうわけです。
自分をケアしましょう。
ポジティブに生きる
脳はネガティブに物事を考えるようにできています。
ポジティブな物事に意識的に目を向けることが大切です。
あなたがポジティブでいれば、相手も伝染する可能性があります。
余談
実は私の記事もワニ、サル、ヒトのイラストを使って段階的に説明しています。
ワニ脳に端的に伝え、サル脳に理解や共感を示し、ヒト脳に客観的な話をしています。
まとめ
今回は「あいては人かワニかもしれません」についてお伝えしました。
相手を理解して言葉を選びましょう。
あいては人かワニかもしれませんはこちらから。
